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STEPFUNの出来事

STEPFUNの出来事

九州旅行2005夏

夏休みの旅行はここ3年間、北海道のクラブメッドサホロへ行っていたのですが、
今年は趣を変えて九州に行きました。
それも往復フェリーの旅です。

それではその時の様子を書いてみます。

1日目
今日は阪九フェリーに乗船予定。
大阪の泉大津を午後5時30分に就航する便です。
朝の10時過ぎに家を出て、
まずはコインランドリーで昨日の洗濯物を乾燥。
その間にガソリンスタンドへ行って
給油と点検。
点検ではバッテリーの電圧がかなり下がっているということで、
高かったのですがこれからのことを考えて交換することにしました。
15000円も払ってしまいました。
さて、時間はまだまだ十分あるのですが、
泉大津に向けて出発です。
1時間ほど走ったところで、
ちょっとしたトラブルというか問題が発生。
それは昨日、この旅行中子供たちが車内で見るにDVDを借りたのですが、
その中で1本だけ1泊2日でシングルCDを借りていたのを忘れていたことです。
実は今日出発前に返すつもりで車内に入れておいたのですが、
まったく忘れてしまいました。
今から引き返すとフェリーの出発時間にぎりぎり。
結局は延滞金を払うことにしてそのまま出発しました。

さて、午後3時くらいに泉大津港へ到着。
出航まで2時間以上あります。
フェリーの待合で待つことにしました。
退屈だけど、なんとなくのんびりとした時間が始まりました。

5時になったら、乗船開始。
運転手は自動車に乗って乗船、
運転手以外は乗船口から歩いて乗り込むようにとのことでした。
つまり、ドライバーとドライバー以外は別々に乗船し、部屋で落ち合うことになります。
今回の部屋は2等指定B室。
2段ベッドが2つとテレビ、洗面スペースのある部屋です。
これで2等室(いわゆる大部屋)と比べて
一人1500円のアップ。
大部屋で他人に気兼ねすることなく過ごす事ができるので、
4人で6000円アップはそんなに気にならない額です。

乗船し、しばらくして食事をとることにしました。
実は食事にはあんまり期待していなかったのですが、
ビュッフェスタイルでそれなりにおいしかったです。
おいしそうだったのがハンバーグステーキ。
鉄板の上で焼いたまま出てきます。
1品ずつ取らずに、最初からこれにしておけばよかった。
「おいしい」と言えば、
フェリーの中で焼いているパイシューとアップルドーム。
夜の9時ころ船内放送があるのですが、
ちょっとした洋菓子屋さんのお菓子よりもおいしかった。
パイシューであれば2個くらい楽勝で食べることができそうでした。
食事を食べ終わったころに、
「もうすぐ明石大橋の下を通ります」との船内放送あり。
急いでデッキに出てみました。
下から橋を眺める機会ってそれほどありませんので、
写真を撮ろうと思ったのですが、
カメラを部屋に置いてきたまま。
取りに行く時間がないのであきらめました。

その後、お風呂に入ってテレビを見ていたら、
次は瀬戸大橋。
またまたデッキに出たのですが、
海水が吹き飛ばされているのでしょうか、
デッキの上が水で湿っています。
サンダルで出てきたので怖いほど滑ってしまいます。
橋は少しライトアップされているだけだったので、
橋よりも瀬戸内海を行き来する漁船のライトのほうがきれいでした。

2日目
朝5時30分に新門司港に到着。
降りるときもドライバーとそれ以外の人は別々。
ちなみに朝早すぎたので食事は船内では取りませんでした。
車に乗ってからも子供たち、特に下の子はまた眠ってしまいました。
それでしばらく車を走らせすることにしました。
ひょっとすると門司のほうへ行けば朝ごはんを用意している店があるかと思い車を走らせたのですが、
残念ながら何もないので、吉野屋かマックを探すことにしました。
結局吉野家は見つからず、マックで朝食でした。

その後、今日のイベントのひとつ、
太宰府天満宮へ行きました。
今年は上の子が受験なので神頼みです。
絵馬に願い事を書いて、お守りも買ってきました。
大宰府と言えば、「梅が枝餅」。
焼き立てを売っている店がいくつも並び、
どれがおいしいのかよく分からないのですが、
適当に買って食べてみたら、おいしい。
そんなに甘くなく、お餅もやわらかく、おやつにぴったりでした。

次のイベントは吉野ヶ里遺跡=吉野ヶ里歴史公園です。
ここは弥生時代の建物が再現されているほか、
ちょっとした遊具やディスクゴルフなどができるようですが、
着いて入場券を購入した途端に大雨。
昼食を取りながら雨がやむのを待っていたのですが、やまず。
入場券を購入していたので、仕方なく園内に入り、
体験プログラムの「勾玉作り」をやりました。
3センチ×3センチ×5センチほどの石を
ブロックのような石で削り落とし、
涙のような形にします。
そして最後はサンドペーパーで表面を滑らかにします。
30分ほどの作業で結構きれいに仕上がります。
本当はネックレスとして使うのでしょうが、
私は携帯ストラップとして使っています。
石なので少し重いけど、オリジナリティがあって気に入っています。

吉野ヶ里で今日のイベントは終わり。
阿蘇ファームランドへと向かいました。
高速道路を使い阿蘇ファームランドには午後5時ごろ到着。
宿は阿蘇ファームランド内のファームビレッジです。
阿蘇ファームランドとは
330ものドーム型宿泊棟を中心にした「ファームビレッジ」。
いわゆる温泉施設の「阿蘇健康火山温泉」。
グランドゴルフ場、ふれあい動物園を中心とした「ふれあい広場」。
総合インフォメーション、各種レストランを中心とした「ビッグファーム」。
メインレストランである「ワールドキッチン」。
人工版アスレチックの「元気の森」。
オルゴール作り、ガラス作り、紙漉き体験などができる「阿蘇工芸村」。
九州焼酎の売店である「阿蘇焼酎館」。
お菓子・チーズの直売所、イタリアンレストラン、自然食レストランがある「阿蘇ミルクファーム」で構成されています。

さて、ファームランドに着いて荷物を車から降ろして、
まずはフォームビレッジのフロントへ。
雨が降っているため、
車からフロントまでの5分間の長いこと。
そして、フロントから部屋までも3分くらい。
それも雨の中です。
私たちの部屋はそれでも一番近いほうです。
ビレッジ内を周遊しているバスもあるようですが、
大きな荷物を持って、特に雨の日の移動はつらい。
それがここの第一印象でした。
部屋は外観から想像するよりもはるかに広く、
ベッドが4つおいてあっても窮屈な感じがしませんでした。

少し休んでから夕食へ。
今日は前から決めていたワールドキッチンへ。
キャッチフレーズは「世界の味をバイキングで堪能」
かなり期待していたのですが、
はっきり言って期待はずれでした。
料理の種類は確かに多いのですが、
質がいまいち。
油濃いものが多いので少し食べたらおなかいっぱいになってしまいました。
どこのバイキングでも同じなのですが、
料理の作り方が少し雑なような気がして、
マイナスの印象を持ってしまいました。

夕食後は、
阿蘇健康火山温泉へ行きました。
キャッチフレーズは「ここから始まる“健康”湯巡り」
「日本最大級!2000坪もの大庭園露天風呂を満喫!」
露天風呂が10種類くらいあります。
そのひとつひとつに説明書きがあるのですが、
温泉は少ないですね。
地下水を汲み上げて沸かしているお風呂が多い。
それでも気持ちよかったですが、
ところが、
女湯に入っていた子供たちからはブーイング。
お風呂に油や髪の毛が浮いていて汚かったとのことでした。
ちなみにお風呂へ行くのも部屋から外を歩いていく必要があるので、
今回みたいに雨の日はNGですね。

と言うことでこの日の阿蘇ファームランドの印象は悪かったですね。
残念ながら。

3日目
まず一日の行動の始まりは朝食なのですが、
朝食券を使うことができるレストランは
ワールドキッチンとイタリアンレストランと別のカフェテラス。
昨日の印象が悪いのでワールドキッチンへは行きたくない。
だからイタリアンレストランへ行くことにしました。
ワールドキッチンは7時から食べることができるのですが、
イタリアンレストランは9時から。
さらに、部屋からイタリアンレストランまでは歩いて12~15分ほど。
今朝も雨が降っていたので、なんとなく不満げになってきました。
しかし、イタリアンレストランの朝食はおいしかったです。
そして、朝食中に雨も上がって太陽が顔を出してくれました。
それですぐ近くの草千里と阿蘇山山頂へ行くことにしました。
阿蘇山の山頂で真っ赤な火口を見るつもりだったのですが、
河口付近は霧のため、火口を見ることができませんでした。
そして、火山の近くで必ず売っている温泉ゆで卵。
楽しみにしていたのですが、売っていませんでした。
残念でした。
それでも草千里の景色は雄大。
ここでしか見ることのできない景色ですね。

阿蘇ファームランドへ戻って、
「元気の森」でリフレッシュ。
元気の森は全部で30種類以上の遊具のあるアスレチックコースです。
こういうところって子供は大好きですね。
特に下の子は走り回っていました。
(まことに申し訳ありませんが、「元気の森」の遊具について文章で表現することは難しいです)
料金は別料金。
通常は大人900円、小人600円なのですが、
宿泊者は割引券がもらえるので、
大人600円、小人300円でした。
ちなみに再入場可能です。

昼食はまたイタリアンレストラン。
パスタとピザを注文。ちょっと量が少なかったけど、及第点かな。

午後からは下の子はファームランド内の阿蘇工芸村で絵付け作業。
1個1050円で2個絵を描いていました。
ちなみにキキとララの貯金箱です。
上の子は阿蘇健康火山温泉内で「眉毛カット」をしてもらいました。

私たちはファームランドに連泊をするので
部屋の掃除を頼んでおいたのですが、
夕方食事前に部屋に戻っても掃除がされていませんでした。
フロントに確認したら、
「お客様から掃除をする時間を聞いておりません」って言われました。
掃除して欲しい時間をフロントに伝えることなんて
まったく聞いていない。
これも少し残念なことですね。

それはそれとして、夕食ですが、
ワールドキッチン→バイキング、
焼肉苑→焼肉食べ放題、
旨い門→居酒屋、
麦菜庵→和食、
バルカン→洋食フルコース
と5箇所から選択できますが、
ワールドキッチンは行きたくないし、
食べ放題の焼肉もおいしくないと予想できるし(おいしいかもしれません。)、
和食はどこででも食べることができるし、
お酒を飲まないので居酒屋は駄目だし、
ということで洋食フルコースのバルカンに決めました。
私たちの場合は大人が3人に子供が1人なので
子供もフルコースにする場合は追加料金が必要とのことでした。
だけど折角なので追加料金を払って全員フルコースにしました。
フルコースは
サラダ、スープも前菜もあり
メインも魚料理、肉料理が出てきます。
味のほうもなかなかいけます。
丁寧に作ってくれています。
昨日の印象とはかなり違います。
旅行での良し悪しというのはかなりの部分、料理が占めるのだなって思いました。

食事後に、近くのコインランドリーで洗濯。
ファームランド内にはコインランドリーがなく
仕方なく外へ探しに行きました。
運よく自動車で5分ほどのところにありましたが、
ファームランド内にコインランドリーが欲しいですね。
コインランドリーから戻って、
阿蘇健康火山温泉に入ったのですが、
女風呂も昨日よりはかなりきれいだったとのことです。
しかし、男風呂は露天風呂が途中で通行禁止になっていました。
理由はまったく不明。
どこにも掲示してありません。
しかし、何人かは通行禁止区域に入っています。
私も入っていったのですが、
やはりどうして通行禁止になっているのかわかりません。
また、露天風呂が使えないのであれば、
きちんとお風呂の入り口にそのことを書いておくべきでしょうね。
(家に戻ってからパンフレットを見ていたら、屋外のお風呂は午後10時までって書いてありました。小さい字なのですが)

4日目
4日目は本来の計画では
三井グリーンランドと言う遊園地へ行く予定だったのですが、
急遽予定変更。
阿蘇ファームランドであと半日過ごすことにしました。
朝ごはんは森のカフェテラスで食事。
その後、下の子はガラス作りと紙漉きで団扇作り。
ガラス作りでは「宙吹き体験」をしました。
ガラスを真っ赤にして少しずつ吹いて形を作っていくものです。
一輪挿しを作りました。
一人の先生が付ききりで教えてくれます。
出来上がったものは冷ます必要があるらしく
後日送られてくるのですが、
結構きれいに仕上がっていました。
ガラスを作るって言う体験はなかなかできないですよね。
上の子と妻はエステへいくと言って出かけたのですが、
時間が早くて営業していていなかったと言うことでした。

阿蘇ファームランドでは最後の食事ラーメンを食べました。
おいしかったので、
ここのラーメンをお土産にしました。

その後、
カドリー・ドミニオンへ出発。
「みやざわ劇場」を楽しみにしていたのですが、
満員でショーを見ることができないとの掲示がチケット売り場に貼ってありました。
それで券を買わずに、「阿蘇お猿の里」へ。
カドリー・ドミニオンと比べてかなりマイナーなので
あんまり期待をしていなかったのですが、
思いのほか面白かったですね。
入場料は大人が1050円だったのですが、
その価値はありましたね。
笑わせ方もオーソドックスなもので伝統的な演芸という感じでした。

お猿の里で猿回しを見た後は、一路新門司港へ。
帰りのフェリーは「名門大洋フェリー」。
午後8時出航の便です。
6時くらいに新門司港について乗船手続きをしたのですが、
阪九フェリーはドライバーとそれ以外の人は別々に船に乗り込むようにと言われたのですが、
名門大洋フェリーは全員が自動車に乗って乗船できました。
また、阪九フェリーはきちんと一列に並んでの乗船だったのですが、
名門大洋フェリーは港に適当に車を停めて、
手続きが終わった順に乗り込んでいきます。
もちろん係員の指示はあるのですが、
整然とした状態ではなく、
慣れていない私たちには戸惑うことが多かったです。

今日の部屋は2等洋室のツーリストと言う部屋。
2段ベッドなのですが、ひとつひとつのベッドが個室になっていて、
カプセルホテルのようです。
このタイプのひとつ上のクラスの部屋にグリーンAというのがあるのですが、
これはツーリストに液晶テレビが付いています。
ツーリストとグリーンAの料金の差は2000円。
4人だと8000円の差。
夜8時に船に乗って食事を食べたり、お風呂に入ったりすると
テレビを見ている時間はほとんどないのでツーリストにした次第です。
ただ、上の子は大好きな「あいのり」を見ることができずに不満そうでしたが。
さて、船の様子ですが、
まず食事。
出航するまでは食事もできないと思っていたのですが、
乗船できる時間が意外と早かったみたいで
動き出す前から皆さん食事をしていました。
料理は阪九フェリーと同じくビュッフェスタイルでした。
味のほうも同じ程度でした。
名門大洋フェリーで気に入ったのが、
展望ストリート。
半円形のソファーが海に向かって置いてあり、
ソファーに座りながらゆっくりと過ごすことができました。
さて、ベッド=ツーリストの寝心地ですが、
ロールスクリーンを下まで降ろすと狭いけど完全に個室になります。
枕元に蛍光灯も付いているので快適。
すこしだけ読書をしてから、熟睡できました。

朝食はバイキング。
大阪南港着が8時なのでゆっくりと食事をとることができました。

ところで、船を下りるときのハプニング。
階段を降りて、自動車を停めた甲板へ行ったのですが、
係員が「乗らずに少し待っていて欲しい」とのこと。
何をしていたのか分からなかったのですが、
しばらくして運転手だけ車に乗るようにとの指示。
それで私だけ車に乗って待っていると、車を置いてある下の板が
ズーと下がってスロープになりました。
そしたら、すぐに車を動かせとの係員の指示。
妻と子供たちはどうするのだろうと思いながらも、
訳が分からないまま
車を港まで動かしてしまったのですが、
妻と子供たちは重い荷物を持って、
自動車の出入り口からトコトコと歩いていました。
その間、係員の人は他の車を出すこともなかったのですが、
結構貴重な体験となりました。

5日目
さて、本日は関西空港へ行くことにしました。
と言っても、空港そのものではなく、スカイビューと言う名の展望スポットです。
エントランスホールとメインホールの2棟あるのですが、
時間が早くてまだあいていません。
10時になったら、3階のアミューズメントフロアがオープンするので
それまでメインホールの屋上に上がり飛行機の離発着を見ていました。
10時になったのでアミューズメントフロアへ行きました。
アミューズメントフロアは入場無料。
フライトシミュレーターやバーチャルスタジオなどがあるのですが、
500円分のスカイビューパスを買う必要があります。
500円使い切ったら、100円単位で追加できるそうだし、
もし余ったら返金してくれると言うことでした。
と言うことで、子供たちには500円分のパスを購入。
私は会社で名札をつけておくのにネックストラップが欲しかったので、
500円分しか遊べませんが1000円でパスを購入しました。
その後、「機内食工場見学ツアー」があると言うことで、
1人1000円なのですが、申し込みました。
大型バスに乗って関西空港内を一通り案内してくれます。
そして機内食を作っている工場で見学です。
機内食と言うとほとんど機械で作っているのかと思っていたのですが、
ほとんどが手作業で行われており、ちょっと意外でした。

旅行最後の食事はエントランスホール3階のレストランで
機内食料理を食べました。
一人2300円とお昼にしては高いのですが、
普段機内食を食べることなどありませんから、
思い切って食べることにしました。
サラダやメイン料理、デザートは好みで3種類ほどから選ぶことができます。
おいしかったです。

さて、昼食後帰路へ。
夕方には家についていました。
今回の旅行はマイカーとフェリー。
自動車の走行距離は約1000キロ。
燃費は約10キロ。
ほとんどが高速道路の移動ですからもう少し伸びてもいいと思うのですが、
古いから仕方ないですかね。
それにしても、
日本の高速道路網って良くなりましたね。
おかげでずいぶんと楽に旅行をすることができました。


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